草原
…優しく優しく降り注ぐ陽光に包まれながら
名も無き草原に腰を下ろす。
時折通り過ぎていく風に乗って
若草の香りが鼻をくすぐる。
ただただ心地良くて
ゆったりと大地に身をゆだねる。
何だか頭をなでなでされているようで
ちょっと恥ずかしいような…、でもとっても嬉しいような。
そんな気分になる。
ここは…
嵐の通り過ぎた場所。
嵐はここに爪痕も残していったけれど
新たな種も運んできてくれた。
ひとつが終わり、次が始まったのだ。
爪痕は思いっきり抱きしめてあげよう。
きっとまだ怯え震えているだろうから。
顔をあげてごらん…と優しく囁いてあげよう。
きっとまだ嵐は過ぎ去っていることも気づかず
身を固くしているだろうから。
爪痕が顔をあげたなら
嵐が運んできた種を見せてあげるんだ。
きっとワクワクするはず。
きっと緊張がほぐれるはず。
そして告げようと思う。
この種はあなたを美しく、そして笑顔にするためにここに運ばれてきた……と。
……そんな物語がでてきた
グリーンカイヤナイトの指輪をいただきました。
ありがとうございます。
セブンイレブンのアイスコーヒーと等価(?)交換です……(笑)